第51回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会

1.ご挨拶

第51回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会長
姫路赤十字病院 リハビリテーション科部技師長
皮居 達彦

 

 この度、第51回 日本赤十字リハビリテーション学術集会を、令和6年11月23日(土)・24日(日)の2日間、姫路で開催させていただく運びとなりました。姫路にとっては、第30回学術集会(平成15年10月)以来、21年ぶりの開催となります。この歴史ある学術集会を再び担当させていただきますことは、身に余る光栄です。
 新型コロナウイルス感染症もパンデミックから4年以上が経過し、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の在り方について盛んに議論されるようになりました。医療提供体制については、2024年、2040年問題に向けて、「三位一体の改革」として、待ったなしで推し進められています。中でも働き方改革は、目前に迫っています。そのような中で、私たち療法士の環境は、今まで以上に多様化・複雑化しており、様々な変化を求められています。時代の要請は何なのかを俯瞰的にとらえ、柔軟に変化していかなければなりません。
 第51回学術集会は、次の50年に向けての第一歩となる学術集会と位置づけ、メインテーマを『シン時代のリハビリテーション』、副題として「~変化、そしてさらなる発展~」といたしました。前回(第30回)の学術集会のテーマも、『新時代のリハビリテーション』としていましたが、今回は、新をカタカナなのシンに改めました。シン=新しいの意味だけではなく、これまで以上に深く、進化したという意味を込めました。他にもシンにはたくさんの意味がありますので、参加いただく皆さんにも多様に解釈していただければ幸甚です。学会の概要については、会長講演、特別講演3題、一般演題25題、ランチョンセミナー1題を予定しています。リハビリテーションの領域で、新たな課題に直面している「多疾患患者(特に内部障害)」・「重複障害」のリハビリテーションについて、取り上げてみたいと思っています。 参加者の皆さんと共に考える機会になることを期待しています。
 最後になりますが、姫路といえば世界文化遺産の姫路城(白鷺城)で有名ですが、姫路城の周辺には、「水戸黄門」、「関ヶ原」や「るろうに剣心」のロケ地としても有名な日本庭園 好古園、「ラストサムライ」や「軍師官兵衛」のロケ地でも使われた西の比叡山 書写山圓教寺など歴史スポットがあります。ちょうど学術集会の頃は、紅葉が見頃となり、この時期だけの優美な光景となります。また、食については、播磨灘で獲れる新鮮な魚介類、地元で人気のある姫路おでん、姫路風たこ焼きやどろ焼きなどの粉もん、播磨のおいしい日本酒など魅力的なご当地グルメがたくさんあります。学術集会の前後にお時間をとっていただいて、姫路を満喫していただきたいと思います。姫路での学術集会が皆さんの最高の思い出となるように、私たちスタッフ一同、おもてなしを精一杯つとめさせて頂きます。皆さんのお越しを、心よりお持ちしております。

2.開催概要

1.テーマ:『シン時代のリハビリテーション~変化、そしてさらなる発展~』

2.内 容:会長講演、特別講演3題、一般演題25題、ランチョンセミナー1題 予定

 特別講演①
 「マルチモービディティ時代のリハビリテーション – 疾病構造の変化に伴うパラダイムシフト -」
  神戸市立医療センター中央市民病院 リハビリテーション部 技師長代行 岩田 健太郎 先生

 特別講演②
 「重複障害を有する高齢がん患者に対するリハビリテーション」
  神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター リハビリテーション部門 井上 順一朗 先生

 特別講演③
 「もっと思いやりのあるチーム医療 タスククロス」
  日本赤十字社愛知医療センター 名古屋第二病院 院長 佐藤 公治 先生

3.会 期:2024年11月23日(土曜日)~11月24日(日曜日)

4.会 場:姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじ
     (〒670-0836 兵庫県姫路市神屋町143-2)

5.参加費:会員8000円、会員外(赤十字リハビリ関係者)11000円、その他3000円 予定

6.意見交換会: 会場 姫路キヤッスルグランヴィリオホテル

7.主 催:日本赤十字リハビリテーション協会

8.共 催:姫路赤十字病院

9.後 援:(一社)兵庫県理学療法士会、(一社)兵庫県作業療法士会、(一社)兵庫県言語聴覚士会

3.演題募集要項

応募資格
原則、日本赤十字リハビリテーション協会会員とさせて頂きます。
非会員の方は学術集会事務局までお問い合わせ下さい。
共同演者は非会員でも可能とします。筆頭演者=発表者としてください。

応募受付期間
2024年4月1日(月)12:00 〜 2024年5月31日(金)12:00まで

応募内容
一般演題:リハビリテーションに関するもの
※優秀演題には表彰があります。

発表形式
①発表形式は口述発表の予定です。
発表時間は5分(質疑応答は2分)で行います。
③口述発表は、すべてPC(Microsoft Power point 2021)機材を用いて行います。
④持ち込みの発表用データは「USB フラッシュメモリ」のメディア形式を使用します。
(トラブルに備えファイルのバックアップをご持参下さい。)
⑤原則、PC 以外の機器、指定されたソフト以外は使用できません。
⑥動画や音声データの使用はできません。
⑦応募演題数によっては発表時間(質疑応答時間)及び発表形式をポスター発表に変更することがあります。

演題抄録の使用権について
演題抄録の二次使用権・許諾権は、日本赤十字リハビリテーション協会に帰属します。

利益相反(COI)の開示に関して

演題の倫理規定について
①対象者の同意について
 ・倫理的事項を遵守し、本文中に(特に)対象者の同意についての記載が必須です。
②最大限倫理的な配慮を行うこと
 ・研究の計画・実行・分析・演題作成等の過程において、倫理的配慮を十分に行って下さい。
 ・人を研究対象とする場合は、対象者・被験者の個人の尊厳、人権の尊重を第一とし、ヘルシンキ宣
  言、厚生労働省通達の「臨床研究に関する倫理指針」を遵守して下さい。
③インフォームド・コンセントについて
 ・研究に先立ち、対象者・被験者からインフォームド・コンセントを文書で受けて下さい。
 ・インフォームド・コンセントを受ける手続きは、厚生労働省の「臨床研究に関する倫理指針」を遵
  守して下さい。
 ・対象者からインフォームド・コンセントを受けなくてもよい場合でも、十分な倫理的配慮を行って
  下さい。

研究に利益相反の可能性がある場合(企業からの研究助成金や寄付金の受入、実験機器等の提供、コンサルト料や謝金、特許取得など)は、情報の開示をお願いいたします。 利益相反(COI)の開示の対象は一般演題の筆頭演者のみとし、当該発表に関わる利益相反の有無を申告して頂きます。

利益相反なしの場合

利益相反ありの場合

応募方法
インターネットによる電子メールにて応募を行って下さい。

①以下に従って演題応募原稿を作成してください
1)応募原稿作成にあたっては、Microsoft Office Word を使用してください。
2)A4 版を使用し、書式設定・段組は不要です。
3)演題名は全角換算50字、抄録本文(筆頭演者・共同演者・所属等を含む)は、全角換算800文字以内   
 です。図表等の使用はできません。
4)文字の大きさは演題名・抄録本文は 10 ポイント、「MS 明朝」を使用してください。
5)筆頭演者、共同演者の所属施設名が複数の場合は上付き数字を用いて示してください。
6)演題応募原稿の体裁については、はじめに・目的・方法・結果・考察等の小見出しをつけ、その両端 
 には【 】をつけて囲んで下さい。
7)句読点は、「,」「.」に統一して下さい。
8)入力される文字により文字化け・脱字等の不具合が生じますので、特殊文字の使用は絶対に避けてく
 ださい。

②以下に従って演題応募原稿を電子メールにて添付ファィルとして送信して下さい
1)原稿の送付先は次の電子メールアドレスです。
   E-mail:51jrcra2024@gmail.com (学術部長:森本洋史)
2)件名に「第51回日赤リハ演題応募」と明記してください。
3)電子メールの本文に次の事柄を記載して下さい。
(1)演者氏名
(2)演者氏名フリガナ
(3)演者の職種
(4)演者の所属機関
(5)所属機関の郵便番号および所在地
(6)電話番号もしくはFAX番号
(7)受領確認用および採否通知用電子メールアドレス(携帯電話のメールアドレスは不可)

③演題受付番号の電子メール受信
演題応募の際に入力いただいた「電子メールアドレス」宛に演題受付通知を送付します。演題受付通知が1週間をめどに届かない場合は、演題募集用メールアドレスにお問い合わせ下さい。

演題採択結果の通知
最終的な「演題採択結果の通知」は、募集締め切り後に学会側から電子メールにより筆頭演者の方宛に通知いたします。

募集要項PDFダウンロードはこちらから

演題送付先・お問合せ先
下記のE-mailをご利用ください。

第51回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会事務局
E-mail:51jrcra2024@gmail.com (学術部長:森本洋史)

4.第51回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会準備委員会

姫路赤十字病院 リハビリテーション科
〒670-8540 姫路市下手野1丁目12番1号 TEL:079-294-2251 E-mail:51jrcra2024@gmail.com

◎運営スタッフ
学術集会長:皮居達彦 準備委員長:藤本智久
西野陽子 中島正博 森本洋史 岡  智子 西村暁子 大道克己 堀川晃義 中野朋子 川合 寛
岡田祥弥 行山頌人 大島良太 井上貴博 土屋 栞 鎌谷海斗 高瀬菜摘